ジョジョ・ラビット』(邦題)Taika David Waititi (監督)

 

 

自分は日本人だ。信じる神もいなければ、戦争も遠い昔の歴史だという

認識しか持ち合わせていない程の平和ボケをしている"Japanese"なのだ。

 

そんな自分が『ジョジョ・ラビット』を観た。

戦争といえば「悲惨だ!絶対に嫌だ!」と今、この時代に生きていてこそ思うが、

戦時中の、しかも現代でもカルト的な人気を誇る指導者がいる国で育っていたら

自分はどんな思考になっていたのだろうか。

 

今まで観てきた数多の戦争作品とは異色とも呼べる表現の仕方で

それでいて、より自然に戦争に対して向き合わせてくれたと思う。

 

悲惨な歴史でもある戦争を”10歳の子ども“視点で描くことによって

ここまで感動的且つ、ロマンスとも呼べる作品にしてしまうとは。

 

観賞後は優しい感情に包まれて、少し泣いた。

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